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恋ってなんですか、愛ってなんなんでしょうか。
そんなこともわからない私が私なりに歩く恋愛道。
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まだ8月なのに夏休みは終わって、今日から学校。 憂鬱だけど、生徒会で毎日学校には行ってたから夏休みが終わったっていう実感がないわ。 毎日仕事をする中で、副会長さんの友達がよく来てたの。 その中のひとりは入学当初に可愛いなって目を付けてた男の子だったりしてね。 なかなか楽しい毎日だったわ。 そんなとき、その子が持ってたとあるマンガを読ませてもらっちゃった。 中学時代の友達が好きだったマンガ。 読んでたら、なんだかなっとくしてしまったわ。 絵、ストーリー、設定、構成―…どれをとっても友達が好きそうだったんだもの。 そして今朝、久しぶりに、大好きだった本を読んだの。 『人形は笑わない』 この本のシリーズは、副会長さんも好きって言ってたわ。 共通の好みがわかって、嬉しかったの。 久々に読んでいたら、文章の書き方が副会長さんのメールにそっくりだったわ。 副会長さん、このシリーズ大好きなんだろうなって思っちゃった。 常に隣にある文章って、ついつい影響を受けちゃうものよね。 副会長さんの面影残るあの本が、愛しく思えちゃった。 ![]()
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ただ、気になるという意味の好きから、ただ1人の特別な存在としての好きに変わることって、あると思うの。 人それぞれ価値観が違う中で、私は一番英の愛の形が好きだなって思う。 私は、英に何をしてあげられたかというと、それは数えるに満たないほど。どれも小さなことばかり。 あのまま英と付き合っていたならそのままでもよかったかもしれないけれど。 次の人のために自分を磨かなきゃね。 私は本能のままに動くことが多いけれど、それは自分らしさだと思ってたわ。 だけど、楽に幸せになりたいという心の弱さだと言われてしまっては反論できないわ。 楽して幸せになろうとしちゃ、ダメね。 その幸せは不安定で、儚いものにすぎなくなってしまうもの。 辛いことでも無駄じゃないし、損なこともないんだわ。 少し、落ち着いてみたいの。 私がずっと自分から眼をふせてきた心の弱さと向き合いたい。 副会長さん、すごく落ち着いてるんだもの。 羨ましくなっちゃった。 もとからだけど、私はスッゴく嫉妬深い。 しかもこれは、好きな人の特別な人すべてを対象としちゃう。 今でいうところの生徒会顧問の先生や、旧生徒会長などなど。 副会長さんは優しいから、誰に対しても心配するの。それは相手が先生でも例外じゃないわ。 副会長さんが先生を心配する度、先生に嫉妬してる自分がいるの。 普段優しい副会長さんが、旧生徒会長にだけは厳しい。 その特別感が羨ましい。 もっと自分に自信があったり、落ち着きがあれば少しはよくなるのかなぁ。 長い目で見ることが、大人の一つの条件で落ち着いた人への第一歩と聞いたことがあるの。 その点では、昔の私の方が長けてのかもしれない。 少しずつ、取り戻していきたいわね。 ![]()
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英と別れた背景には、咲野がいました。 私に好意のない人は好きになれないし、チョットでも私のことなんとも思ってないんじゃって思うと醒める私。 だけど、唯一「大嫌い」といわれても、嫌いになれなかったヤツ。 それが、咲野なの。 ほんとにちょっとしたことですぐ「もう卯響なんて知らないっ」とか言い出すんだから。 …そのたった一言に、どれだけ傷ついてるかなんて知らないで。 咲野については先に、 プロポーズ大作戦 強くなったね、私。 を見て欲しいです。 英との最後のデート。 そんなお祭の最中に降った夕立。 それは、まるで中学のときのお祭みたいだったわ。 部活で、屋台の手伝いをしていたの。 咲野も一緒だった。 ただ、それだけが嬉しかったけど、悲しかったわ。 その先はもう闇に葬られて、友達以上のものは何ひとつ期待できないとわかっていたけど。 それでも、嬉しかったの。 一緒にお祭に行けるだけで、嬉しかったの。 フラッシュバックしたの。 英と一緒にいたのに、頭に浮かぶのは咲野と、副会長さん。 副会長さんに特に好意を持ったのは、咲野との関係を肯定してくれてからだった。 咲野に依存してた私は、それじゃダメだって、思ってたわ。 咲野から卒業しなきゃって、思ってた。 そのためにジャニーズに走ったし、初めて彼氏を作ったときも「咲野からはなれなきゃ」の思いからだったな。 それでも、何かに悩んだり躓いたりして誰かを頼ったときはいつも思ってたわ。 「咲野だったら、きっとこういってくれるのに」 やっと、咲野と比べないでいられる人を見つけたと思ってた。 英と付き合ってから、咲野に頼らなくてすんでいたの。 英に不満はいっぱいあったけど…気付けば咲野から離れてたわ。 後で後悔するとは思わずに、ね。 咲野なくして生きて来れなかった自信があるの。 誰よりも嫌いよ、咲野なんて。 いつもいつもすました顔して、覚えていませんなんて言っちゃってさ。 好きって言ってくれた言葉も、無かったことにしようとするなんて…ひどいわ。 好きになんてならなければよかったのに。 何度そう思ってかなんてわからないの。 イライラしたし、嫌いになろうと思ったわ。 だけど…そう、すればするほど好きになるの。 いいたいことが山積みで、どうしようもないくらいもどかしかった。 今ではもう、思い出の話ね。 そこまで入れ込んではいないし、もう入れ込むことも無い。 咲野に極端にとらわれなくなったのは時間のおかげだけど、それに気付くきっかけをくれた副会長さんにはすごく感謝してるの。 でも、今でもとらわれているのかもしれないわ。 英と別れた原因の全てではないものの、一部には咲野が関わっているのは紛れもない事実なんだから。 はじめ、咲野を気にしてる自分が信じられなかった。 咲野と仲のいい子に嫉妬してる自分が、信じられなかった。 なんでこんなこと思ってるの、ありえない。 そう思ってたの。 わけのわからない、誰が作ったかもわからない下らない固定概念にとらわれていたなら、私は今でも咲野を好きな自分の気持ちを否定し続け、咲野を忌み嫌っていたかもしれないのよね。 そう思うとちょっと怖いわ。 自分の気持ちに正直になるって、スッゴク自分を幸せに近づけると思うの。 …とはいっても、今の私はちょっと正直すぎるかもね(笑) 気になった子はすぐに「好き」って言っちゃうんだもん。 本音でぶつかって、喧嘩にならないことのほうが少ないし、喧嘩にならないと超えられない一線があると思うの。 言い争いながら、認めてもらって、認め合って…。 これからも、咲野にはいっぱい支えてもらうんだろうと思うわ。 一番大切な人として、ね。 ![]()
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私の学校には生徒会と生徒会倉庫室があります。 私が生徒会執行部に当選してから倉庫の掃除をして、今ではどちらも使える程度にキレイになったわ。 今日は、生徒会倉庫室で英語の宿題をしてたの。 長文を日本語訳してたんだけど、すっごくイイ話で… 思わず泣いちゃった・汗 そしたら、副会長さんが生徒会室に入ってきたんだけど。 副会長さん、優しかった。 私が泣いてるのを隠そうとしたら、何も聞かないでそばにいてくれたの。 私は冷房が効きすぎてる生徒会から逃げて倉庫室に行ったから暑いとは感じなかったけど、登校したばかりの副会長さんには暑かったみたいなのに。 そんなこと、一言も言わないで、倉庫室にいてくれたの。 嬉しかったわ。 もうっ、優しすぎるのは罪なんだからっ ![]()
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今度、英と一緒にお祭に行きます。 会って、英がスキだって思えたら…少なくともこの夏は別れない。 そうじゃなかったらー… 終止符を打とうかなって思ってます。 この前の花火大会は、副会長さんで頭がいっぱいだったわ。 言い訳かもしれないけれど、直前に副会長さんがカッコよすぎたのが良くなかったと思うの。 お祭の前日は、副会長さんには会わないもの。 英が好きなのか、よくわからなくなってきちゃった。 ホント好きなら、別れようなんて言葉でないよね。 ホントに愛し合ってるなら、一度別れてもまた、一緒になれるよね。 別れようなんてたって一言で切れる絆なら、いずれそのうちプツンと切れてしまうわ。 別れるなら、早い方がいい。 思い出が増えると、よけいつらいもの。 ![]()
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副会長さんが好き。 それは、胸を張ってはっきりいえるの。 本気か、遊びかー… 自分でも解からないの。 本気のつもり。 だけど、英だって、信也だって、ゆーくんだって本気のつもりだったわ。 愛し続けられたとき、本気と呼べるなら… まだ、この短期間では解からなくて当然なのかしら? 英以上に、私の我が儘に付き合ってくれる人はいないと思うの。 だけど、英が思ってくれるほど、私は英を思えない。 申し訳ない。 最近、そんなことばかり考えてしまうの。 英と別れたい。 このおもいは、意地を張ってるだけなのかな。 ゆーくんに、「どうせまた元に戻っていくでしょ?」って言われて、意地を張ってるだけなのかな。 別れるなら、早めに別れる方が英のためだよね。 思い出が増えるほど、別れはつらくなってしまうから。 副会長さんとのことは、その後でいい。 本気か、遊びか。 生徒会というつながりがなくなっても、会えない日が続いても それでもスキだと思えたら… そのとき、好きって伝えたいな。 たとえ大きな犠牲を伴って、なにも手元に残らなかったとしても、それだけのことをしてきたんだから仕方がないよね。 ![]()
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